ママ・パパの笑顔が一番好き

指導歴18年の学習塾講師が37歳で高齢出産☆笑顔溢れる家庭こそ最高の教育環境という信念のもと「笑顔の子育て」を実践中!

絶賛炎上中の「あたし、おかあさんだから」の歌詞を読んで…「みんなの声を集めてもみんなが賛同するわけではない」という典型です

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「ママがおばけになっちゃった」などで人気の絵本作家のぶみさんが作詞した歌『あたし、おかあさんだから』が炎上状態になっているのだそう。Twitterでは「#あたしおかあさんだけど」と対抗するツイートが飛び交い、おとうさん目線、子ども目線でのアンサーソング(歌詞)も次々ツイートされています。こんなに批判される「あたし、おかあさんだから」私も読んでみました。

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歌詞を読んでみて…ツッコミどころが満載(笑)

『あたし、おかあさんだから』の歌詞を読んでみて、そうだなって思うところもありましたが、私は違うなと思うところも多く、全体を通してはまったく共感できない内容でした。

具体的に歌詞を紹介しながら説明してみます。( )の中は私の感想です。


『あたし、おかあさんだから』

一人暮らししてたの おかあさんになる前(私は実家暮らしだったけどね)
ヒールはいて ネイルして(確かにヒールも履いてたしネイルもしてたね)
立派に働けるって強がってた(働くことは強がりじゃないよ、自立のため)

今は爪切るわ(確かに爪は短いね) 
子供と遊ぶため(別にそうじゃないけど)
走れる服着るの(確かにスカートは履かなくなったな) 
パートいくから(私は正社員復帰予定ですけど)
あたし おかあさんだから

あたし おかあさんだから
眠いまま朝5時に起きるの
  (朝は旦那くんの担当だから私は起きない、逆に私は夜泣き担当)
あたし おかあさんだから
大好きなおかずあげるの(好きなおかずはたくさん作るよ)
あたし おかあさんだから
新幹線の名前覚えるの(自然と覚えるよ、たぶん…)
あたし おかあさんだから
あたしよりあなたのことばかり

あたし おかあさんだから
あたし おかあさんだから

痩せてたのよ おかあさんになる前(今は太ってて悪かったね!)
好きなことして 好きなもの買って(まぁまぁ、そうね)
考えるのは自分のことばかり(そんな自己中じゃないし)

今は服もご飯も 全部子供ばっかり(自分のことも大事にしてるけど?)
甘いカレーライス作って(辛いの苦手だから私は元々甘口だよ)
テレビも子供がみたいもの(私が観たいのも観るよ)
あたし おかあさんだから

あたし おかあさんだから
苦手なお料理頑張るの(料理は好きだし)
あたし おかあさんだから
こんなに怒れるの(まぁ、私はしつけに厳しいだろうね)
あたし おかあさんだから
いいおかあさんでいようって頑張るの(そりゃいい母親ではいたいよ)
あたし おかあさんだから
あたしよりあなたのことばかり

あたし おかあさんだから
あたし おかあさんだから

もしも おかあさんになる前に
戻れたなら 夜中に遊ぶわ(確かに夜中まで飲むのは楽しいね)
ライブに行くの(娘が大きくなったら一緒に行くよ)
自分のために服買うの(服にはそもそも興味がない)
それ ぜーんぶやめて(別に全部やめる必要はないよね?)
いま あたしおかあさん

それ全部より(今までに出てきたことは比較の対象にならない)
おかあさんになれてよかった(それはそう思うよ)
あたしおかあさんになれてよかった
あたしおかあさんになれてよかった
あたしおかあさんになれてよかった
だってあなたにあえたから

 

 

歌詞を読んでみて、ツッコミどころ満載で笑ってしまいました。

「立派に働けるって強がってた」って、女性がバリバリ働くことを否定しているの?作者は、女性が働くことを「強がり」だと考えているの?もしかして、働く女性=男性社会の中で女性の地位改善のためにヒステリックに働いている人と考えている男尊女卑志向の人なのか?一億総活躍社会の動きと逆行してるよね?独身でバリバリ働いている人を侮辱しているとも取れるけど…

「あたしおかあさんになれてよかった」って、おかあさんになれない(なれなかった)女性はダメみたいじゃない?女性は子どもを産むことが一番の幸せなの?そうじゃないよね?人それぞれ幸せの形は違うもの。

「あたし、おかあさんだから」って何もかも我慢しているわけじゃないし。もちろん子どもが生まれてから生活も変わったし、無理もしてるし、我慢していることもある。でも、それはすべて子どものため。おかあさんだから無理しているわけでも、おかあさんだから我慢しているわけでもない。子どものために、自ら進んで楽しく頑張っている。それを「おかあさんだから無理している」なんて、思っていないし、思われたくない。

おかあさん、おかあさんっていうけど、お父さんは頑張っていないの?ママと子どものために仕事頑張って、家事・育児を手伝ってくれるパパだって十分に頑張っている。子育ては、ママとパパが一緒にチームとなって行うものという考え方が主流となってきている今の世の中で、こんな「子育ては母親の役目」というメッセージソングとも捉えかねない曲をよく出したなぁ。

…というのが、私の感想です(笑)

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みんなの声を集めればみんなの総意になるわけではない

作詞をしたのぶみさんは、この歌詞を書くにあたって多くのママを取材して、リアルな声をもとに作詞されたそうです。ご本人のコメントでは「曲を聴いて涙を流すママもたくさん見てきた」ともおっしゃっています。しかし、現実はこれだけの批判を浴び、炎上状態となっています。一体なぜなのでしょうか?

「ヒールが履けない」「ネイルができない」「眠いけど朝5時に起きる」この歌詞に出てくるひとつひとつのエピソードは、確かにママたちから取材をして得たリアルな声なのでしょう。しかし、ここで勘違いしてはいけないのは、リアルな声を集約したところで、すべてのママが賛同するものにはならないということです。

「ヒールが履けない」「ネイルができない」「眠いけど朝5時に起きる」それぞれのエピソードに対して、共感する人と共感しない人がいます。そのため、エピソードを集めたこの歌詞のすべてに共感できるという人は、確率的にもかなり少なくなります。多くの人は歌詞の一部に共感できない、もしくはすべてに共感できないという感情を持ってしまいます。そして、一部のママの声を集めただけのものを「これがママたちの総意だ!」と言わんばかりに発表されてしまっては、反発する人がこれだけ出ても不思議ではありません。

また、『あたし、おかあさんだから』の歌詞は、ママたちから挙がった代表的な声ばかりをつなぎ合わせたために、歌詞の中に現れた「あたし」というママはリアルなママ像から掛け離れてしまったように感じます。この歌詞の通りに「あたし、おかあさんだから、こう考えてるの。こうやって行動しているの」と思っているママは本当にいるのでしょうか?リアルに存在しないママ像に共感するママは当然いないでしょう。むしろ、ほとんどのママは「私はそうじゃない!」と反発し、リアルではないママ像(=理想像)に反感を覚えるのは当然の反応だと思います。

みんなの声を集めれば、それがみんなの総意になるわけではありません。必ず賛成の人、反対の人が存在します。それを見誤った結果が、この『あたし、おかあさんだから』の歌詞とそれに対する炎上に表れていると思います。

 

誰に向けた歌なのか

最後に残った疑問。それは「この歌は誰に向けた歌なのか?」ということです。作詞をされたのぶみさんは数々の批判を受けて「これはママおつかれさまの応援歌」とコメントされています。しかし、「おかあさんだから、いろいろ我慢してて大変だね!偉いね!」なんて言われて喜ぶママがどこにいるのでしょうか?

もし、パパたちに向けた歌であれば、「お父さんは頑張っていない」と聞こえてしまうでしょう。育児に参加できていないパパなら「責められている」と感じるでしょうし、育児に参加しているパパなら「頑張っているのはママだけじゃない」「育児はママとパパのチームで行っているんだ」と反発するでしょう。

これがもし、子どもたちに向けた歌であれば、「おかあさんは、あなたのためにこんなに我慢しているのよ」というメッセージを伝えてどうするのでしょうか?これは子どもに悪影響になりかねません。この歌詞のような親の自己犠牲が子どもへの愛情だということを子どもが理解できるようになるには、当然時間がかかります。愛情を理解できずに「ママはあなたのために自分を犠牲にしているのよ」というメッセージだけが子どもに伝われば、子どもの自己肯定感の構築に大きな影響を与えてしまいます。「自分は親の自己犠牲の上に存在している」という存在価値を子どもが持ってしまったら、自分の存在を否定し、自己肯定感を持つことができない子どもになってしまうでしょう。これほど悪影響なことはありません。少なくとも、私は娘に「ママはあなたのために自分を犠牲にしているのよ」なんて伝えたくありませんし、娘からもそう思われたくありません。私は「自己実現を続けるママであり、ひとりの人間」としてあり続けたいですし、娘からもそう思われるようにありたいと思います。

 


いかがでしたか?この歌詞を読んでどう感じるか、その人が置かれている状況や考え方によって異なります。でも、それは歌だけでなく、世の中に発信されるすべてに対して同じはずです。今回『あたし、おかあさんだから』がここまでの騒動になってしまったのは、一部のママの声を、ママの総意であるかのように発表してしまったことに問題があったのではないかと感じました。みなさんは、どう感じられましたか?

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