ママ・パパの笑顔が一番好き

指導歴18年の学習塾講師が37歳で高齢出産☆笑顔溢れる家庭こそ最高の教育環境という信念のもと「笑顔の子育て」を実践中!

【本当にやるべき小学校入学準備①】集団生活で重要な「待つ」ができるようになる!

ランドセルの女の子


もうすぐ師走。年が明けて1月になると(もうすでに始まっていますが…)「新小1入学準備」を謳った学習塾の講座、通信教育などのCMやDMがガンガン入ってきますよね。かく言う私も、1月からは年長さんを対象にした新小1入学準備の授業を担当します。

「自分の名前を書けるようになろう」
「数字を書けるようになろう」
「カンタンなたし算やひき算ができるようになろう」

学習塾での入学準備講座は学習面での先取りを中心に行うところがほとんどです。通信教育もおそらく同じだと思います。しかし、私はもうかれこれ10年も新小1の入学準備講座を指導を担当していますが、正直先取り学習なんかよりももっと重要な入学準備があると強く感じています。もちろん「学校の授業で落ちこぼれないようにしたい」という親御さんの心配はよく分かります。しかし、小学校でもひらがなはちゃんと指導してくれますし、数字の数え方、計算もきちんと指導してくれます。小学校入学前に先取りで準備していかないとついていけないということは基本的にありません。むしろ学習塾などで先取り学習をしてきた子が、学校の授業がつまらなすぎて授業妨害をしてしまう子になってしまったり、学校の授業の必要性を見出せずに登校拒否気味になってしまうケースもありました。

今回は何回かに分けて、先取り学習なんかよりも、小学校入学前までに身に付けておきたいことをお伝えしたいと思います。これからお伝えすることは、学習塾でなくてもおうちでの生活の中でできることばかりです。だから「学習塾の入学準備講座なんかに参加させる必要はない!」とまでは言いませんが(立場上…)、でも学習塾では対応してくれない、こんなことまできめ細かく指導してくれる学習塾はなかなかないと思います。

また、これは小学校入学前だからやることではなく、できるなら早いうちから身に付けておきたいことばかりです。ぜひ、おうちでママ・パパと一緒にできるようにしていただけると安心だと思います。。

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待てる子にする

私が年長さんと授業をしている中で、一番苦労するのが、実は「待たせること」なのです。例えば、私がAちゃんと話しているときに、Bちゃんが全く違う話をしてきます。私はAちゃんとの話が終わっていないので、Bちゃんに「ちょっと待っててね」と伝えます。しかし、Bちゃんはそんなのお構いなしにペラペラと話続けます。何度言っても話は止まらず、終いには「先生はAちゃんとばかり話していて私の話は聞いてくれない!」と大号泣…。また、あるときは、問題ができた順に丸付けをしているとき、少し遅れて問題ができたCくんは「先生できた!」と猛アピール。しかし、順番なので「順番に丸付けるよ!」とCくんに声をかけてから他の子の丸付けをしていると、「先生できた!先生できた!」とCくんは大騒ぎ。ついには席を立って私の腕を引っ張って自分の席まで連れていく…。などなど、挙げればキリがないですが、こんなことがよく繰り広げられます。

待てるか、待てないかは、集団生活となる小学校生活において最重要ポイントだと私は考えています。30名ほどの集団で生活と学習が行われる小学校においては、これまで以上に「待つ」ことを求められる時間が確実に増えます。その待つ時間をどう過ごせるかが、学校生活の充実、そして学習効率に大きな影響を与えるのは言うまでもありません。

 

小学校の先生も待たせることに苦労している

小学校の先生方も子どもたちを待たせることに苦労しているようです。私の生徒たちからは、例えば授業で扱う問題が全部解けたら、残りの時間はおしゃべりせずに自分の席についていれば自由に過ごしていいというルールがあるというような話をよく聞きます。絵を描いてもよし、本を読んでもよし、マンガもOKという学校もあります。テストのときも同様で、早く解き終われば自由に過ごせるわけです。

これが当たり前となっている子どもたちは、私の授業でも初めは同じようにしようとします。とにかく早く終わらせることが子どもたちの中で最重要ポイントとなってしまっていて、字の丁寧さや見直しするといった勉強の基本がおざなりになってしまいがちです。塾でのテストの日にわざわざマンガを持って来る子もいました。もちろん私の授業ではテスト時間は早く終わっても自由に過ごすことはさせません。見直しをしたり、字を丁寧に書かせたり、それでも時間が余ったとしても何もさせずに黙って待たせます。初めはカルチャーショックを受ける子どもたちですが、すぐに慣れて待ち時間をきちんと過ごせるようになります。

小学校でのやり方を批判するつもりはありません。特に学力差が大きい小学校での授業において、生徒全員を掌握していくためには必要な手法だと思います。しかし、いつまでもこのやり方ではいけません。学年が上がるに伴って、待つ時間の有効な使い方を学んでいかなければなりません。

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「待つ」と「我慢する」は違う

では、待つことができるようになるにはどうしたらいいのでしょう?これは日々の生活の中で身に付けていくことが大切です。では、そのためにママ、パパはどのように子どもと接していけばいいのでしょう?まずは「待つ」と「我慢する」の違いを理解することが必要です。

「〇〇したい」という要望・目的が…
 ・時間が経てば達成される=待つ
 ・時間が経っても達成されない=我慢する

例えば、お菓子を買いたいと子どもが言ったとき、
・八百屋や魚屋を経由して最後にお菓子を買う=待つ
・お菓子を買わずに帰る=我慢する

待つことができるようになるには、「ちゃんと待てば要望・目的が達成される」という経験をたくさん踏ませることが必要です。小さいうちは「すぐに要望・目的を達成させたい」という願望や「今を逃したら要望・目的を達成されないかもしれない」という不安・不信感が強く、泣いたりダダをこねたりして、何とか要望・目的を達成させようとします。これを「待てば要望・目的が達成される」という安心と信頼を子どもに持たせていくことが必要となるわけです。

 

おうちでできる「待つ練習」3選

では、小学校入学前に待つことができるようになるために、日々の生活でできる待つ練習をいくつかご紹介します。

①ごはんを家族が揃ってから食べる

食事のときに、全部のおかずが揃い、食事をする家族全員が揃うまで待ってから食べることを習慣付けましょう。その際、ゲームやテレビを見ながら待つのではなく、食卓について待つ、もしくは食事の準備を手伝いながら待つようにするといいでしょう。これは待つというだけでなく、学校での給食の時間も見据えての練習になります。(これはまた別記事で書きますが、給食の時間がものすごく大変なんだそうです…)

②電車・バスに乗る

車移動が多いご家庭だと、なかなか電車やバスで移動することが少ないと思います。しかし、電車やバスのようにこちらの都合通りには動かない乗り物で移動することは、子どもにとってとても重要な経験となります。待つことの練習だけでなく、公共の場でのルールやマナーを学ぶ機会にもなりますね。

③テレビ・YouTubeのCMも観る

これは私のことでもあるのですが、すぐCMを飛ばしてしまいます。便利な機能があるし、CMを観ても無駄、CMの時間がもったいない、続きを早く観たいという気持ちがあるのですが、CMの時間待つというのも大切な練習になると思います。YouTubeの場合、7秒、15秒、30秒と短いCMもありますので、それだけでも十分です。

 

私たち大人もそうですが、情報も物流も何もかもがどんどん早くなっている世の中で、待つことがだんだんできなくなってきている気がします。待つことは時間の余裕だけでなく、心の余裕がないとできません。子どもも同じように、心の安定と信頼、余裕がないと待つことはできません。日々の生活の中で、少しの「待つ」を経験しながら、小学校生活に向けての準備を進めていけるといいのではないかと思います。

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