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【本当にやるべき小学校入学準備②】数の概念とひき算のイメージを理解するために「現金」で買い物をする!

ランドセルの女の子


学習塾や通信教育の先取り学習の小学校入学準備ではなく、日常生活の中で身に付けておきたい「本当にやるべき小学校入学準備」をお伝えしています。前回は集団生活において重要な「待つ」ことの大切さについてお伝えしました。

前回の記事はこちらです… 

 

さて、本当にやるべき小学校入学準備の2つ目として、今回は「現金で買い物をする」ことの重要性ついてお話ししたいと思います。

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お金=数の概念を理解するのに手軽で便利なツール

プリペイドカードやキャッシュレス決済が普及したことによって、今の子どもたちはお金に触れる機会がものすごく少なくなってしまっています。これは数の概念理解において、大変重要な学びの機会が失われているということでもあります。

お金というのは、数の概念を理解する上でとても便利なツールです。「10円玉が10個集まると100円になる」「100円が10個集まると1000円札になる」当たり前のことですが、10個集まると位が上がるという数の基本的なルールを理解するのに最も分かりやすいのがお金なのです。また、ひき算のくり下がりのときに必要な概念となる「100円玉1枚を10円玉に崩すと10枚になる」ということを可視化してイメージするのにも大変役立ちます。

しかし、子どもたちは現金に触れる機会が少なくなっています。買い物もカードでピッ!って終わります。お年玉をもらうことはありますが、一万円札をもらってもそのまま貯金してしまうので、いくらもらったかとか、小銭を数える経験はほとんどないのが現状です。

そうなると、例えば小学1年生の算数の中で出題される「10円玉3枚と50円玉1枚でいくらになるか?」というようなイラストつきの問題でもつまづいてしまうことがあるのです。

私が担当している小1の生徒の中でも、小学校入学から半年以上が経った今も「10+20=12」と答えてしまう生徒がいます。「⑩+⑩⑩」とお金のイラストで示してみてもその子はピンときません。状況があまり改善しないので、親御さんにお金を使う経験をさせてほしいとお願いしたところ、その親御さんは買い物はすべてカード決済で現金をほとんどお持ちではないとおっしゃっていました。もちろん子どもにもお金を持たせたことはないそうで、その生徒は10円玉は茶色であることも、50円玉に穴が開いていることも知りませんでした。「そりゃ私の説明がまったく通じないわけだ」と反省し、今もいろいろな手法でその生徒への指導を続けています。

 

「おつり」が何か分からない子どもたち

もうひとつ、現金で買い物をしなくなった弊害を感じることがあります。それは「おつり」という概念が子どもたちの中にないということです。

小学1年生のひき算の学習でよく出てくるのがおつりの計算です。例えば、「100円玉1枚を持って1こ30円のりんごを2こ買いました。おつりはいくらですか?」というような問題です。もちろん「30+30=60 100-60=40 こたえ:40円」となるわけですが、そもそも「おつり」とは何かが今の子どもたちは分かりません。カード決済ではおつりは出ませんから、モノを買うときに現金を渡して、おつりとして現金をもらうということが経験としてないのです。

そのため、私が小1の授業でこうしたひき算の文章題を扱うときには、まず「おつりとは何か」の説明から始めます。しかし、私が一生懸命に説明しても、生徒からは「そんなことしないでピッタリ払えばいいじゃん」「カードで払えばそんなめんどくさいことないよ」「先生、ペイペイ使ってないの?今はペイペイが当たり前だよ」と散々なリアクション… ひき算の説明よりもおつりの説明の方が長いんじゃないか?と思ってしまうときもあるほどです。

 

お金を利用した学習や出題はこれからもきっと変わらない

カードレス決済が推奨され、現金を使う機会が今後どんどん減っていくと思います。しかし、先ほどお伝えした通り、お金は数の概念を理解するのに分かりやすい便利なツールです。これからもお金を利用した学習や出題はきっと変わることはないでしょう。こうなると、日常生活での経験と小学校での学習内容が結び付きにくくなります。本来、日常生活と結び付けて学習内容を理解しやすくし、また学習内容を日常生活で活かすことで理解を深めていく。こういう循環になっていた小学校低学年の学習が日常生活とかけ離れてしまい、十分な理解が伴わなくなってしまう可能性があるということです。

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おうちでできる「数の概念を理解する練習」3選

①お金を数える

本物のお金でも、子ども銀行のお金でもどちらでも構いません。お金を数える練習をしましょう。お金を数えるのは、ふつうに「1,2,3,4…」と数えるのとは違い、「10、20,30,40…」「100、200、300…」と数える練習ができるところがポイントです。数の概念で最も重要なのが「位」という考え方です。「10が3こで30」になるという当たり前の数の概念を自然を理解できるようになる一番カンタンな方法なので、ぜひ日頃の遊びの中に取り入れてみてください。 

②両替する

数の概念で次に重要なポイントは「10こ集まると位が上がる」ということです。逆に、位が下がると10こに崩れるということです。この「位が変わる」という概念を目で見える形で認識できるのがお金のなのです。一の位は小さい銀色、十の位は茶色、百の位は大きい銀色、とそれぞれの硬貨で位が可視化され、さらにそれぞれを両替することができる、とにかく便利なツールです。10円玉が10枚と100円玉1枚を交換する。硬貨の枚数は減ってしまうけど、数は同じ。価値は同じ。この感覚が自然と身に付くと数の概念の理解が深まります。 

③現金で買い物する

買い物には、算数的な思考を養う要素がたくさん詰まっています。数を数えるだけでなく、金額の合計を出すたし算、1パック3個入りを4パック買ったときの個数を出すかけ算(逆の考え方をすればわり算)、おつりのひき算、4つの計算の考え方を身近に感じることができるのです。ぜひ、日頃の買い物で数字や金額を意識的に会話に取り込んでいきましょう。さらに、現金で買い物をすることで、①②でお伝えした内容が実践できるだけでなく、「おつり」という感覚を身に付けるのに役立ちます。

 

いかがでしょうか。ママ、パパが子どものころは、現金での買い物が当たり前でしたし、小銭を持って駄菓子を買いに行くなんてことも日常だったのではないでしょうか。そうした日常の中で当たり前に身に付けてきたことが、今の子どもたちには当たり前ではなくなっているということを理解しなければなりません。

カード決済の普及だけでなく、子どもにあまりお金を持たせたくないというママ・パパも多いと思います。もちろん目の届く範囲で、少ない金額で十分です。お金から学べることはたくさんあります。ぜひ少しでも取り入れていただけることをオススメします。

 

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